お互いに支えあっていこうと!いとこ会を結成して。
珠洲市に嫁いで50年。地元では本家でもあり、親戚も多い珠洲市内のこと。
金沢に避難してきた従姉弟6人が連絡を取り合って、月1くらいで金沢市内で集まることにした。
みなしアパートや息子夫婦のそばのアパートなど。夫婦2組、一人暮らしが女性2人。
4組とも自宅の被害が大きくて、特に私ら夫婦は津波で流され、家がない。
それぞれが1月、2月には住処を求めて金沢までたどり着いたというところ。
かほくの従姉弟の民宿の1部屋でランチ会や、またホテルのレストランでのランチであったり。
情報交換が主で、あとは雑談だけど、それぞれの持ち寄る話題には尽きることがない。
震災当日のドラマにもあるような話から、だんだん集まる回数が増えるごとに、これからの話になると悩みや相談事が多い。
選択までは辿り着けない難題がたくさんありすぎて、現実の壁が遠くにあり、その壁も高すぎる。
女性の一人は、1人っ子ながら嫁に行ったため、3つの町を隔ててではあるが、大きな家が2つあって心配も2倍で背負うものがありすぎる。
その実家が地震の被害で手が付けられない状態のまま、9月の豪雨の被害を受け、土砂崩れで道路が埋まり通行不能になったという。
いとこ会もそれぞれ個人の出来事もあって、グループLAINでの情報交換も頻繁に行きかうようになった。
仲間がいようと仲間は仲間でしかない。どんな難題も家族みんなで話し合い、その中から決定事項が決められていく。
私たち「いとこ会」にできること、
少しづつ地道ではあるけど、目の前の課題を切り崩して、かたずけながら前に進んでいくしかないというのが結論になるのか。
いとこ会も、6人が元気に集まって、おしゃべりの中で笑いあり、涙あり。前に進んでいける気力が沸き出てくる会ではある。