今年も梅干しを漬けられた
6月の末、珠洲の私の母の実家(若山町)の畑の梅を採らせてもらうことになった。従姉弟の了承を得て、私と主人は二人で新調した草刈り機で梅の木の下の草を刈りはらった。
従姉弟の家も解体されて更地になっていた。
従姉弟も仮設住宅にいるらしい。
携帯で「採らせてもらうよ」と、2日で100kの梅が収穫できた。梅の木は3本あった。
昨年は、初めての訪問で、震災で傾いた家に住んでいた従姉弟も梅を一緒に採ってくれた。草刈りもしていてくれた。
梅を採ってから傾いた家にお邪魔し、3人で買ってきた弁当を食べながら、震災後の話に終始した。
寺家の工房で選別だけして、ダンボールに入れ、金沢に帰る。2日後珠洲に来る。
きれいに色づいて、梅の香りが工房いっぱいに香っている。早速、軸を採る作業にかかる。
金沢から、材料は準備していった。
洗ってから、塩漬けする。4樽に分けて。
漬けたら、一旦金沢に帰る。今度は紫蘇の準備だ。
今年は初めて、みなし仮設のアパートの近くの「ほがらか村」へ毎日通い紫蘇の準備をした。
7月11日に珠洲の工房で樽の上に紫蘇を乗せる作業をした。
梅酢もいっぱい上がっていて、紫蘇が綺麗に染まっていく。一段落でほっとして、楽しみながら樽に蓋をする。
金沢に帰り、後は土用干しの時期を天気予報を見ながら
珠洲行きを決めることになる。
二拠点生活も大変だけど、生活自体もメリハリがついて
主人も私も気分転換にもなっていると思う。