復興をめざして
公費解体までの道のりは長く、金沢、珠洲の往復で日々は過ぎていった。
それを待つ間、飯田の叔母の家にもボランティアの方々に助けていただいた。
叔母の家は、電気、風呂、水道、トイレも使える状態だったけど、震度6で揺さぶった家の中はひどい状況ではあった。
玄関の戸が揺れのため、鍵が開かない。
倒れて折り重なった家具など動かしてもらい、壊れた家具、電気製品など、廃棄処理してもらった。
残された家の中の物は、どうにか私たち2人で分別し、何とか荒れた部屋の中も片付けることができた。
根気強くひとつひとつ片付ければ寝泊りはできる!
珠洲に通いながら寺家の復興を目指すには、宿泊場所を確保しなければの一心で頑張った。
主人は、珠洲でも金沢でもホームセンターへ通い、普請の木材や、部品、電気製品など揃えていた。
漸く、布団を運んで宿泊ができるようになったのは、6月7日。1泊する。
しかし、能登里山海道は穴水から一般道を通って珠洲まで行く。まだまだ復興途中の状態ではあった。