復興を目指して(友人編)
高校で仲が良かった友人2人がいて。
一人は能登町小木、もう一人は能登町松波出身です。
55年前に3人で大阪の万博を見に行ったのが最後で、それぞれが結婚し、子育て時期に突入です。
そして、子供たちも独立して手を離れたとたんに、両親と義両親の介護と最期の見送りになります。
3人とも年数の違いはあれ、同じ歳の取り方は似ています。
それも無事終わり、束の間の休みの後に震災と・・・息つく暇もなかったような人生です。
2人は金沢に避難してきて、1人は白山市に嫁いで住んでいます。
今度の震災で連絡を取り合い、久しぶりの涙の再開でした。
避難生活の半分が過ぎて、この先は又、三人三様の残りの人生です。
3人とも実家が震災の被害に遭って、令和6年10月頃には解体されて更地になっています。
3人はともに後期高齢者。人生も振り出しに戻ったようです。
でも3人の再会には、悲観的な言葉はありませんでしたが、その日は午前から夕方5時までおしゃべりは続きました。
一人ひとりが自分の人生の復興を目指して前を向いて頑張っていこうと誓いあいました。
同じ時代に生きてこられた幸せを心にとどめて。