10か月ぶりの投稿ですが・・・

1月1日、4時10分。珠洲は震度7の能登半島大地震が起きた。

京都から帰省していた娘家族4人と私ら夫婦がその時全員工房にいた。ひどい揺れに作業台にしがみつき、それに全員がつかまり、みんなで必死に立って踏ん張る中、足元の土間のコンクリートはパックリ割れ、壁際の棚などすべてが左右に倒れていった。

すぐに津波警報があったと近所の人達が集会場の方向に走り出す姿を見てはいるものの体が動かない。

建物の中は危険だというので外へでたもののまだ揺れている。娘の主人が家の中から車のキイとカバンを持ってきて、車に早く乗るようにと。私は、サンダルのまま貴重品も持たずで車に乗り込み、集会場を超えた高台まで逃げた。
夫は一人、自分の車を坂の途中の畑に止め、もう一度引き返し軽トラもバックミラーで津波が来るのを見ながら畑までたどりついたみたい。後で連絡を取り合い、高い場所の駐車場で家族みんなの無事を確かめ合った。
その夜は、寒さで真っ暗な中、2台の車中で過ごし、眠れないまま明け方を待つことに。

強烈な出来事で、思い出すことも辛すぎる。とはいえ、全て失ってしまったのです。

10か月の間に、周りに方々に支えられながら、今日まで生きてこれました。

これからも一歩づつでも前に進んでいかねばという思いが自分をPCに向かわせてくれました。

ジャム作りも珠洲焼づくりもまだ何もかも環境を整える状況にはないのですが。

新たな人生を築いていくためにもブログを更新しながら頑張っていこうと思います。

どうぞ宜しくお願いします。